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2009.07.21 (Tue)

序・破

一昨日の日曜は大雨だった。
もっとも引き籠もることを予定していて、食料とかも買い込んであったので無問題。

で、『ヱヴァ』新劇場版『序』1.11のDVD観てた。映画を観に行く予習で。
で、昨日は『ヱヴァ』新劇場版『破』2.0観てきた。


前提的な自分の立ち位置というか視線を書いておけば;
『エヴァ』の最初のTV版に対する評価はネガティヴなんですよね。
途中まではかなり熱狂的に観てた。TV放映もリアルタイムで追っていたし。
それが途中から--心象風景(?)のカットが増えた頃から--「おや?」という感じになって;でもこいつらなら最後は何かあっと驚かせるような形でお話をまとめてくれるに違いない、と思って見続けていたのだが、結局--“心象風景(?)”の延長的な--あの最終2話になったわけで。
あれに意味を見出そうといろいろと議論も湧き起こったけれども、リアルタイムで“心象風景(?)”カットの増えていく様を観ていたほうからすると、「制作進行の遅れ」、それが最終的に破綻した、という理解のほうが腑に落ちた(*1)。現代思想とかを持ち出して擁護しようとするスタッフの発言もあったけれども、むしろ言い訳に聞こえた。物語ることを途中で放り出すのは作家の倫理上、一番やってはいけないことをやったんじゃないの?で結局旧劇場版が制作されたというのはこうした理解を裏書きするものであったわけで。TV版で完結しているのならば「新たな結末」を作る必要はないはず。まぁ観に行ったけど。観ないと叩けないから。

とまぁ、『エヴァ』は途中まではハマったが故にその後の反動で愛憎相半ばするというか。盛り上がっている人がいるのは嗜好の自由だけれども、自分的には醒めていたというかシニカルで。あまり語るエネルギーもなくて。(*2)(*3)


でもまぁ、実際に観てみないと何とも言えないから、『ヱヴァ』新劇場版も観ておこうと。

【ネタバレ防止のため一応改頁】


【More・・・】

『序』はあまり違いに気付かなかったのだが(*4)、『破』は再構成・シーン追加を通り越して完全に別物になっていたから流石に気付いた。

でもって、全般的な感想が、「えっと、これでいいんですか、皆さん?」

既に巷間言われているように、「明るく前向きなヱヴァ」だったわけだが、旧作を高く買っていた皆さんがそれでいいのかなー。旧作をポジティヴに評価している人が、今作も高く買っているケースが多いようなのだが、それが整合的なものなのだろうかと。「俺達が見たかったエヴァはこれだ」という感想は成立し得るのかと。

旧作はシンジを初め徹底した内向き志向、で「セカイ系」の嚆矢とも位置づけられてきた。
とりわけTV版のあの結末の後で作品が作品としてまとまっていると考えるような人であれば、あの内向きな心象こそを旧作のキモとして受け取ったのではなかろうか。

旧作制作時には、メインスタッフの間で脚本の解釈に相違があったともされる(*5)
そのズレが整理された上で出てくるのが今作のような「明るく前向きなエヴァ」であったとすれば、10数年前の時点で、あの90年代後半の熱に浮かされたようなムーヴメントが、そもそも生まれなかったのではなかろうか。(*6)

そんなことを思った。(*7)


個別的に指摘すべきはアスカかな。
彼女も前向きな方向に調整されていたわけなのだけれども、結果としてキャラとしてやや浅くなってしまった感じがする。
『破』だけで登場~退場(*8)まで詰め込まれてキャラを描くためには単純に尺も短かったし、役回りの一部を新キャラのおさげメガネっ娘に持って行かれてしまった。
つーか、デレばっかしでツン成分が足んねーよw 対バルディエル(?)戦で、旧作のトウジの代役でもあるが、その前のミサトとの会話(*9)とかも。


その新キャラのおさげメガネっ娘なわけだが、活躍=ストーリーの流れを変えるような働きが見られなくて、何で出てきたのかよく分からなかった。次回送り?


使徒&対使徒戦が「なんか『ぼくらの』みたいー。いや、時期的にはあっちのほうが影響を受けているんだったな」と思いきや、本当に鬼頭莫宏氏が参加してんの。
スタッフロールにはあさりよしとお氏の名前もあって、言われてみればゼルエル(?)の触手はあさりよしとおチックだ。
*1 制作進行という点ではガイナックスには『ナディア』という先例があるわけだし。
*2 ついでにいえば、今のアニメ評論のメインストリームの源流が、『エヴァ』批評にあることから、そこに乗れなかった自分は現在のアニメ批評自体に乗れていない。
*3 あと、そもそも物語主導で読んでいた作品だったので、その後、人々がレイ、アスカを中心にキャラ萌えているのにも乗っかれなかった。「ああいう作品」のキャラでありながら、そこを切り出してキャラ萌えできるというのは、彼らヲタク第3世代は俺らヲタク第2世代と違うなーと。この点では東浩紀氏に同意する。
*4 何せ旧作に対する評価が上述のようなものであったから、その後もビデオ/DVDを見返して読み込むインセンティヴに乏しかったので、10年以上前の記憶に照らし合わせていたので。
*5 超映画批評『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』85点(100点満点中)
*6 喩えると、「マクロス」クラスの作品にはなっただろうが、「ヤマト」や「ガンダム」と並び称される作品にはならなかったのではないか、という感じ。
↑前提として、「マクロス」は「ヤマト」や「ガンダム」ほど一般人(=非アニメファン)には浸透していない、という理解があります。マクロスファンの方ゴメンナサイ。
*7 逆に言えば、今作を見て違和感を感じる旧作ファンというのは、ストレートな感想であるように思える。See, e.g., 「ヱヴァ「破」を観て旧エヴァ世代が感じる苦しみ - モトログ」.
*8 や、予告映像からすると次作で復活するっぽいけど。
*9 死亡フラグ…と思いながら見てた(笑)
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テーマ : 新世紀エヴァンゲリオン - ジャンル : アニメ・コミック

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