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2008.05.18 (Sun)

団結 時に衝突 あとくされないように とりあえず円満

カリフォルニア同性婚禁止違憲判決 - アメリカ発祥の地でアメリカ法を思考する
http://izw134.blog74.fc2.com/blog-entry-189.html
補足というか蛇足というか。

本カリフォルニア州最高裁判決の判断の柱は2本ある(とのことだ)が、その一つは婚姻は「憲法上の基本的権利fundamental constitutional right」とするもので、今一つは平等の問題として取り扱うこと。

これを日本国憲法上に引き直せば、前者は幸福追求権→13条の問題、後者は14条(1項)の問題ということになる。
しかし大きな違いは、日本国憲法には24条があること。
第24条  婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
 2  配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。
「婚姻」を「両性」の関係性の問題として把握する(*1)ことが条文上明示されている以上、同性婚の法制化に課せられる実定憲法論上のハードルはかなり高い。日本国憲法が同性婚を容認しているとするためには、憲法上の「婚姻」とは24条に言うものに限定されないとか、そういう解釈論を展開する必要があるはずだが、そうすると24条の規制を空文化させてしまうのでマズそう。
まあ、そういった辺りについては憲法学者のほうで検討はされているのだろうと想像。(*2)

さて、自分の--そして当ブログの--関心はアメリカ法およびアメリカ法から眺めた日本法にあるわけだが;
同性婚に反対する立場から、州憲法を改正して婚姻を男女間のものに限るとする条項を州憲法の修正で挿入したりしている。婚姻を"a union of/between one man and one woman"などと定義する条項を書き込むわけである。(*3)
何が言いたいかと言えば、それに相当する条項を既にずっと以前から日本国憲法は持っているな、と。(*4)(*5)
2008-05-18 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」
[話題]同性婚:米カリフォルニアで容認判決 州最高裁
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20080518#1211070689

【More・・・】

*1 ついでに言えば「両」性の関係性、つまり2当事者間関係を前提としているということは、(一夫多妻、一妻多夫等の)複婚制も憲法上、予定されていないことになる。外国の複婚制の承認については国際私法上の公序に基づいて排除されていたはずだが--あぁ、ローライブラリに接続できないから確認できない--、そもそも憲法上承認できないんじゃね、という議論も可能なのかいな。まぁ憲法判断回避の原則からすれば憲法論に持っていかずに抵触法レベルで処理するほうがいいわけだが。
*2 手元の芦部憲法では24条に関する議論がほとんど見つからない。この問題が論点として存在するとの認識もない模様?
*3 ここが便利かも。
*4 当時としては先進的な条項だったのだろうが、しかるべき政治的立場からすれば、現代ではむしろそれがハードルになるという歴史の逆説だ、ということになるのであろう。
*5 ところで昨日はツッコまなかったが、
同性婚:米カリフォルニアで容認判決 州最高裁 - 毎日jp(毎日新聞)
「州最高裁は15日、同性婚を容認する判決を言い渡した。」
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080517k0000m040076000c.html
この毎日新聞の記事は問題。本判決は同性婚の「容認」--同性婚を「認めてもよい」--などという生易しいものではない。「認めないこと」が「違憲」なのだから、同性婚を「認めなければならない」という判断。
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テーマ : アメリカ合衆国 - ジャンル : 政治・経済

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