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2008.03.17 (Mon)

privacy 2題

私自身も表現の自由のほうにウェイトを置いて考える立場だけれども
「プライバシー権」は認めてはならない - 池田信夫 blog
「プライバシー権が違憲だというのは、Posnerが25年前に指摘し、アメリカの法学界では通説だ。アメリカでプライバシー権と呼ばれるのは、公文書の開示に関する限定的な規定である。」
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/5f8f7b1e32918fab318e01481bffeb40
この書き方はちょっと大雑把な気が。
「アメリカではrigth to privacyは違憲なんですよね」などと言えば、50%くらいの確率でアメリカ人(法律家)から小一時間ほど問い詰められる破目に遭うだろう。
"In Griswold [v. Connecticut, 381 U.S. 479, 14 L. Ed. 2d 510, 85 S. Ct. 1678 (1965)],the Court ... described the protected interest as a right to privacy ..."
Lawrence v. Texas, 539 U.S. 558, 564, 123 S. Ct. 2472, 2477 (2003)
この点、意識してなのか、表題では「『プライバシー権』」とカギカッコを付け、引用箇所後段が書き加えられているが、かえっておかしくなってしまっている。「違憲」なものが「限定的」なのだとすれば、合憲の範囲は広いことになってしまう。
抽象的に「プライバシー」を語っても無意味だ、という主張には賛成するけれども。政府による情報収集の局面、情報管理の局面、第三者の情報利用に対して介入しようとする局面等、個別具体的に分析していかないと、それこそ個人情報保護法のように奇妙なことになる。

プライバシー概念を使って考える場合も、
  1. 事実・状態としてのプライバシー
  2. 政策判断に当たっての保護法益としてのプライバシー
  3. 実定法上の権利(請求権)としてのプライバシー
  4. 憲法上の権利としてのプライバシー
程度は区別して考えたほう(*1)が有益だろう。憲法上の権利としてのプライバシー権を認めない人物が、事実として自らのプライバシーを守ろうとすること(*2)は全く矛盾した行動ではない。むしろ、法的に守られないと考えるからこそ、事実として守ろうとする意義は大きい。(*3)

その範囲も、"privacy"が"private"と語源を同じくすることを真剣に捉えれば、自ずと限定されてこざるを得ない。(*4)【書きかけ・続きます】
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