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2007.10.22 (Mon)

Roberts Courtの保守傾向

講演会でRoberts Courtの保守傾向の話が出ていたので、自分の見方をメモ。

確かに2006-07開廷期は、争いのある論点で保守的な判決が目立っていて、Roberts Courtが本領を発揮して保守化してきた、とは米国でも一般に了解されていることは確認できているし、日本人研究者も同様だと思う。

けれども私見はちょっと違っていて、保守化してもこの程度か、という見方。
保守5人ブロックが形成されて、その判決がけしからんとGinsburgなんかが噛み付く構図が目立つけれども、他方でScaliaとかが「法廷意見はぬるい」という同意意見も書いている。

その上で裁判官の顔ぶれを見れば、確かに現在はレーガン革命の目指した保守化が最も極まった状態であろうが、逆に言うと、ここまでだ、と。
議会は民主党がコントロールしているわけだし、来年の選挙はよほどのことがない限り民主党大統領だろう。次の民主党大統領が指名する裁判官がStevens、Ginsburg、(Souterも?)に交代して、各ブロックの基礎票は変わらないまま、KennedyやBreyerがキャスティング・ボートを持つ状態があと10年、2020年頃まで続くのだろう、と。

ここまでだ、とScaliaも分かっているから、Robertsとかの法廷意見をぬるいと噛み付くのだろう。

密かに、Hillaryが大統領になったらObamaを、Obamaが大統領になったらHillaryを最高裁裁判官に指名するんじゃないかと思っているのだが、どちらも受諾しないかな。
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19:52  |  アメリカ法  |  TB(2)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007.10.22 (Mon)

Tribe v. Olson

(Bush v. Goreでもやりあった)ハーバードのTribeとOlson(当時訟務長官、今はD.C.のロビイング・ファーム?)の、連邦最高裁についての講演会に出る。
まあ、Tribeの顔を見に行くのが最大の目的という、半分ミーハーな動機だが。
どちらもNational Constitution Centerのvisiting scholarらしい。

結構大き目のホールが満席に近い状態で、近くにいた教授(?)も「こんなに集まるのはScaliaの時以来じゃないか」と言っていた。

「どちらも著名で、最高裁裁判官候補のshort listに常に名前の挙がる人物です。別々のshort listですが。」という紹介で笑いを取るところから講演はスタート。

どちらかと言うと一般向けだったので知識的には大体知っている話だったが、普段勉強している事柄を、動かしている人の顔が見えるのは、現地ならでは。

Olsonは、今最高裁に座っている裁判官は均質性が物凄く高い(キャリアその他で)ということを強調していた。

Tribeは、昨2006-07開廷期は(予想通り)保守的な判決が目立ったが、07-08開廷期はむしろリベラルな判決が目立つだろう、と予測。Guantanamo、死刑(lethall injection)、児童ポルノの事案など。共和党の大統領候補は「もっと裁判所を保守的に」と強調するだろう、と。
それから、今一番辞めるのに近いのはリベラル派だとも指摘。高齢なのはStevens、Ginsurgだし、Souterも年齢的にはそれほどでもないが辞めたがっているらしい。

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